関係者の皆様へ

日頃より大変お世話になっております。4回生の高橋実来です。

 

この度9月30日、10月1日に行われました東北学生ヨット選手権大会をもちまして、4回生は引退となり第76代へと代替わりいたしましたので、皆様にご挨拶させていただきます。

 

東北インカレ予選の結果はとても満足できるものではありませんでした。自分があそこでミスをしていなければ勝てたかもしれない、今でも毎日レースのことを思い出します。

昨年スナイプ級で全日本インカレに出場し、来年もまた同じ舞台で戦いたいと強く思い、チームで何度も何度も話し合いを重ね、今代ではスナイプ級に上級生を集めて東北インカレ予選に挑みました。

昨年より大幅に部員数が減る中で、2年連続で全日本インカレに出場するにはどうすればよいのか、"昨年と同じように"が通用しないことが多く、自分に何が出来るのかを考え続けました。しかし、勝ちを考えれば考えるほど勝てるチーム作りに必要な活動量と部員数が釣り合っていないことに囚われ、全てを投げ出したくなる時も少なくありませんでした。きっと部員みんなが感じていたことと思います。

それでも前を向けたのは、部員、そしてコーチやOB,OG、関係者の皆様のおかげです。閉ざされた道を切り拓くようなアイデアを提示してもらったり、苦しくても勝つためにやってやろうという気概を感じたり、主将として引っ張っていくべきところを周りの方々に支えてもらえたと強く思います。


活動に来てくださる様々な方々とお話しする中で、全日本インカレ出場への期待を感じていました。その期待に応えることが出来ず、結果で恩返しすることが出来ず、非常に悔しいです。

押し付けがましいですが、この悔しさを次の世代に託したいと思います。私たちは部の一線から退くこととなりますが、コーチ、OB,OGの皆様や多くの関係者の皆様からの多大なる御恩を別の形で後輩へと還元し、次なる目標を達成できるように全力でサポートします。


私たちがここまで来ることが出来たのは、私たちと真摯に向き合い続けてくださり、ご自身の時間を割いて手厚くサポートしてくださったコーチ、OB,OG、関係者の皆様のおかげです。本当にありがとうございました。


そして、新たな代のスタートをきる後輩たちへ。

勝てるチームとは何かを考え続けみんなを振り回して、迷ってばかりの頼りない主将だったと思います。それでも、支え合い、互いを鼓舞し続け、ここまでやってきたみんななら、この先にある高い壁も乗り越えられます。東北インカレ予選は満足のいく結果ではなかったですが、各々が勝ちが見える瞬間はたくさんあったはずです。それを来年は線で繋いでください。

悩むこと、後ろ向きになることがあれば、先輩・後輩、コーチ、OB,OG誰でもいいので、抱え込まずに頼ってください。周りの人はみんなの味方です。敵はレース中にしかいません。私でよければいくらでも相談に乗ります。



最後になりますが、コーチ、OB,OG、関係者の皆様におかれましても、どうかこれまでと変わらぬご指導、ご鞭撻賜りますようよろしくお願いいたします。

 

そして、同期、後輩のみんな、コーチ、OB,OG、関係者の皆様、そして様々な形で応援してくれた家族に心から感謝いたします。

本当にありがとうございました。



新潟大学学友会ヨット部

75代主将 高橋実来