8月12日〜15日の活動報告

OB・OG、並びに関係者の皆様、いつもお世話になっております。2回生の高橋実来です。
 
8月12日〜15日の活動報告をさせていただきます。
 
12日は、温帯低気圧の影響で朝から波が高かったため出艇を見合わせて、上級生は各艇の整備や部室裏の整地、1年生はランドヨットを行いました。その後、昼頃から波が落ち着いたので出艇しました。北東4-5m/sの風で、練習内容は帆走、ミドルラウンディング、スタート練習、コース練習を行いました。1年生は午前に苦手な動作を中心にランドヨットを行い、午後に海上で実践してみて上手くいった部分と上手くいかなかった部分がありました。着艇後、次に海上に出る時に反省を活かせるよう、なぜ上手くいったのか、なぜ上手くいかなかったのかを上級生と一緒に分析しました。上級生は、風に対して波が高く、なかなか練習できない海面だったのでクローズでは波に叩かれない、フリーでは長く波に乗せ続けられるように各艇が課題を持って練習に臨みました。

13日は、午前の初めは南東6-7m/sの風で片クラスで出艇しましたが、その後風が南東1-2m/sまで落ちたため両クラスで出艇しました。午後は北東-南西1-4m/sの風でした。練習内容は帆走、ホイッスルタック、ホイッスルジャイブ、スタート練習、コース練習を行いました。強風での走らせ方はまだまだ課題が残り、特に細かいメイントリムやヒールトリムによって船を安定させることが速さに繋がると感じました。また、風が落ちた後は風向が安定せず、動作練習を中心に行いました。1年生の動作の基礎練習として行いましたが、上級生もロールをかけるタイミングやロール量、角度、ヒールを起こす量などをペア間で考え、いかに加速する動作ができるか試行錯誤できました。

14日は、午前は北東-東2-4m/s、午後は東2-4m/sの風で、帆走、タッキングマッチ、ロングラウンディング、スタート練習、コース練習を行いました。練習にタッキングマッチを取り入れましたが、先行艇は後行艇に追いつかれないように、後行艇は先行艇に追いつけるように前日の動作練習の反省を活かすことができ、ゲーム性のある練習でもあったので有意義な練習方法だと感じました。また、コースの組み立ての練習としてロングラウンディングを行いました。6月に行われた個選の反省としてコースの組み立てが甘いことが上がっていたので、風のある海面を走ることや風の振れに合わせたコース引きを各艇が意識しました。着艇後、風の振れやブローのあった場所、風が振れている上でどうすればゲインを取れるか等をチームミーティングで話し合いました。コースの精密性を上げ、勝てるコース引きを全員で共有することが団体戦で勝つ上で重要だと感じました。

15日は、午前は北東0-3m/s、午後は北東4-5m/sの風で、練習内容は帆走、タッキングマッチ、スタート練習、コース練習を行いました。午前の初めは風が無かったので約1時間風待ちをして、その間各艇の整備や練習の動画を見ながらミーティングを行いました。出艇後も微風で風向も大幅に振れていたので、船を走らせるのに苦労した艇が多く見られました。風の振れを感じ取り、それに船の角度を合わせないとすぐに止まってしまったので、風見だけではなく体で風に敏感になることを常に意識するべきだと感じました。また、スタート練習ではラインとの距離感がまだ掴めておらず、スタートに遅れることが多かったですが、走り出しのタイミングとラインの距離感の考え方をペアで共有できたので、次のスタート練習で活かしていきたいと思います。

8月にも関わらず、今クールは気温の低い日が続きました。来クールからはまた気温が上がる予報なので、熱中症等に気をつけて体調管理を徹底していきたいと思います。東北インカレまで1ヶ月をきり、練習できる機会も残り少なくなってきましたが、1回の練習の密度を上げ、無駄な時間を過ごすことがないよう練習に取り組んで参ります。

今週の活動には武田和夫様、冨樫力様、佐藤駿様、樋田煕様、高橋英晃様に来ていただきました。お忙しい中ご足労頂きありがとうございました。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 
新潟大学学友会ヨット部2回生 高橋実来